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サンシュウネーンとダイテイデーン

  • 執筆者の写真: ツカレナオースブルワリー
    ツカレナオースブルワリー
  • 12月6日
  • 読了時間: 4分

更新日:6 日前

◆防犯カメラ

 集落に繋がる坂道の入口に防犯カメラが付きました!これで憎き不法投棄(過去ブログ害獣参照)は防げるでしょう!自治会の皆様ありがとうございます!

防犯カメラ
防犯カメラ

◆三周年

 そして、2025年12月7日(日)でツカレナオス株式会社は創立3周年を迎え、4年目に突入します!ヒューヒュー!その2週間の2025年11月22日に酒造免許取得から2年、つまりブルワリーとして2周年を迎えました。ここまでやってこれたのも皆様のご支援のお陰です。そんな記念続きの2週間!ヒューヒュー!記念祭とか周年ビールとか、何かしたいなと思ってはいたのですが今年も何もできませんでした。10月、11月は例年一番出荷量も多くドタバタする時期なので仕方ないのですが、創業記念日は何とかできないかなと。

 まあ特に祝い事もせず、凡事徹底も弊社らしいといえば弊社らしいので12月7日は普通に定番ビールの仕込みをしようかなと考えておりました。この1年は昨年のような停電や水害のような被害(過去ブログvsサンサン停電と再起動参照)もなく、穏やかに3周年を迎えられるものと思っておりました。

 

◆大停電

 そう、弊社らしいといえばトラブルです。12月3日は醸造所のある集落ではとんでもない風が吹き荒れておりました。阿万の吹上町というだけあって冬場は風が吹き上げているのですが、この日は輪を掛けて凄まじかった。醸造所で作業をしていてもごうごうという音がずっとしておりました。事務所の外に繋がるドアも開けにくい、開けた瞬間フッとドアが外に持っていかれて事務所内の書類や備品を一気に散らす上、ドアも中々閉められないまさに散々な状況でした。これは停電もあるかもと思いつつも家に帰ります。停電があれば通知があるはずですし、停電があっても復旧後にビールの温度管理をする冷却装置含め全ての設備が復旧・稼働するように島外から業者さんに来てもらって電気工事をしています。これまでのよりも災害に強くなっているのです。電気工事後も何度か停電起きていますが、これまでのように大きな問題にはなっていません。

 翌日早朝、醸造所の近所の雑貨屋さんから「停電になっているけど大丈夫か」とご連絡をいただきました。この大風で山の上から集落に繋がる電線が切れてしまったようです。関電のホームページで停電情報を見ても出ていないようですが…。山火事にならなくて本当によかった。朝の10時過ぎ頃に電線の修復作業が終了し無事に復旧。なんと9時間もの間停電していました。9時間て!これだけ聞くと中々の災害規模です。冬場なので商品を保管している冷蔵チャンバーも温度が上がらなくてよかったです。

 その日タンクの中で発酵が終わって熟成過程に入る商品があって、温度を下げるために設定温度を下げて帰りました。

 さらに翌日、朝から配達などを済ませて醸造所に戻るとそのビールの温度が下がっていません。冷却装置が機能していない?え?え?アタマカトリセンコー(パラオ語で”混乱している”の意)です。焦ってはいけない。まずは自分の頭を冷まします。トラブルには慣れっこです。いつもの停電ではすぐに復旧していましたが、今回の長時間に渡る停電では復旧後もシステムの設定等がイカれてしまっているようです。なんとかしようと試みてもどうにもなりません。メーカーに連絡しようにも金曜の夜。メールで連絡を入れていますが、返答があるのはおそらく週明け。(このブログを書いているのは土曜日。)天才メカニックでもある丹波路ブルワリーの師匠も自分のお店の閉店後晩くまで原因究明に付き合ってくれましたが分からず。なんと週明け月曜にお仕事の合間を縫ってこちらに駆けつけて現地で原因を探ってくれるそうです。まさに師走!素晴らしい師弟愛。ヒューヒュー!12月の末に予定している二人きりの忘年会が楽しみ過ぎます。ちなみにヒューヒューは喘鳴ではないですからね。状況的には本当に苦しくて仕方ないんですが、盛り上げみたいなアレです。

 脱線しましたが、この冷却装置がなんとかならなければビールの仕込みもできません。というわけで3周年の12月7日も普通に過ごすこともできずです。翌8日(月)に師匠の調査とメーカーからのなんらかの回答でなんとかなることを祈るのみ。それでもなんとかならならない最悪の事態を考えるともうお先真っ暗なので考えません。絶望的な状況は何度も乗り越えているのできっと大丈夫でしょう!10月、11月に仕込む暇がなくてタンクがほとんど空の状況が救いです。今回も乗り越えて、忘年してやりますわ!  こんな感じで3歩進んで2,3歩さがるのがツカレナオースブルワリーですね。このまま温度管理システムがおかしなままでは100歩ぐらいさがるかもしれませんが。その場合は4周年まで会社がもたないかもしれません。いやいや負けてたまるか!4周年を迎える暁には記念祭をやります!果たして弊社は再びビールを仕込むことができるのか?

 コウゴキターイ!ナントカナール!

 
 
 

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​Tsukarenaosu Co., Ltd.

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